薬師堂は、天保3年(1832年)の建造と記された棟札が存在したと伝えられ、虹梁の唐草絵様や彫刻の装飾化の程度から19世紀初期から中期にかけての建造と考えられています。
薬師堂の様式は、江戸時代に長野県諏訪地方で成立した、建築彫刻に重点をおいた大隅流様式の仏堂で、三間×三間の入母屋造に、軒唐破風の向拝一間を備えています。
向拝正面の頭貫上部や繋虹梁、手狭、木鼻、身舎の頭貫といった部分の優れた彫刻は、大隅流様式の特徴を良く伝え、市内に数少ない大隅流の社寺建築物として貴重なものです。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県富岡市上高瀬1675 |
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お問合せ先 | 富岡市役所 文化財保護課(※文化財のお問合せのみ) |
電話番号 | 0274-62-1511 富岡市役所代表 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | 常時 |
駐車場 | 薬師堂横に駐車スペース(ただし、駐車場かは不明) |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 |