真田初代沼田藩主真田信之(信幸から改名。関ケ原の戦い後に改名とされますが詳細は不明)の嫡子真田信吉は、元和2年(1616年)に信之が上田へ移った後、二代沼田藩主を継ぎ、寛永11年(1634年)に江戸屋敷で没し遺骸は沼田へ送られ、迦葉山で火葬後天桂寺に葬られました(享年40歳、法名は天桂院殿前河州大守月岫浄珊大居士)。
真田信吉の墓は総高297センチの宝篋印塔で、亡くなった翌年寛永12年(1635年)に建てられました。塔身から基礎上段正面に「天桂院殿 前河州大守」、右側面に「滋野朝臣 真田信吉」、左側面に「月岫浄珊 大居士墓」、後面に「寛永11申戌 歳十一月念八日」の刻銘があります。屋蓋正面には真田家の家紋「六文銭」が刻まれ、沼田藩主の墓らしい威厳と風格があります。
天桂寺(てんけいじ)
天桂寺は、月宮山天桂寺といい、室町時代中期に開山とされる曹洞宗の寺で、釈迦如来を本尊としています。真田信吉の墓は本堂を右手すすみ川を渡って左に進んだ先の墓地の中にあります。
■関連ページ:真田信吉の側室 慶寿院殿の墓
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県沼田市材木町309 |
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お問合せ先 | 曹洞宗 月宮山 天桂寺 |
電話番号 | 0278-23-1565 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | 参拝者駐車場あり |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 | ※地図は真田信吉の墓のおおよその場所を示しています。 |