高橋道斎(たかはし どうさい 享保3年(1718年)~寛政6年(1794年)は、下仁田の富豪の家に生まれた江戸時代中期の漢学者・俳人・書家です。
はじめ中根東里(なかねとうり)に陽明学を学び、後に儒学各派の説を取捨し良説を導く折衷学派の井上蘭台(いのうえらんだい)に学びました。また西毛の俳壇の中心人物で俳人としても活躍し芭蕉句碑を建てるなどしました。書は唐様の書家高頤斎(こういさい)に学び、日本三古碑の一つ多胡碑(高崎市吉井町)の歴史的・書的価値を見出し広く世に紹介し、現在に至る多胡碑研究の出発点となりました。
常住寺にある道斎の墓の銘文は、文章は市川寛斎(いちかわかんさい)、書は沢田東江(さわだとうこう)の手になる豪奢(ごうしゃ=非常にぜいたくではでなこと)なもので群馬県の史跡に指定されています。
※市川寛斎は、動斎の弟子で南牧村出身。後に江戸の湯島聖堂(昌平校)で学び学頭となり更に富山藩に招かれ藩校の教授となった。
※沢田東江は、動斎と同門で兄弟子。江戸の書家。
常住寺の境内
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県甘楽郡下仁田町下仁田631 |
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お問合せ先 | 常住寺 |
電話番号 | 0274-82-3271 |
料金 | なし |
時間 | 常時、ただし日中などご迷惑にならない時間帯で。 |
定休日 | なし |
駐車場 | |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |