桐原銅蔵(みどり市)

桐原銅蔵(みどり市)

銅山街道は、足尾銅山の銅を江戸に輸送する道筋のうち、足尾から利根川の河岸までの間を指します。街道は慶安2年(1649年)に整備が始まったとされ、街道筋には継場と似継ぎの任にあたる銅問屋が置かれました。銅蔵はその時に銅を保管した場所です。

はじめ継場は沢入、花輪、大間々、平塚の四か村に置かれ、寛文10年(1670年)に代官岡上景能が輸送効率化のため大間々・平塚間に大原本町を整備し継場は5つになりました。その後、河岸が平塚から前島に移されると、最後の継場は亀岡村となり、延享3年(1746年)に大間々村が幕府領から前橋藩領となると、継場は桐原村に置かれるようになりました。

桐原村の銅問屋藤生家は、江戸時代には輪番名主を務め、現在の銅蔵が置かれたのは文化10年(1813年)の事と古文書にあります。現存する銅蔵は昭和30年(1955年)に改修を行ったもので、平成25年に建物、敷地、古文書等の貴重な文化財が藤生家から市に寄贈されました。

■参考資料:みどり市教育委員会資料

観光地・施設情報

所在地群馬県みどり市大間々町桐原325 向かい
お問合せ先みどり市役所 教育部文化財課
電話番号0277-76-1933
料金なし
時間常時(外観のみ)
定休日なし
駐車場なし、桐原郷蔵前の空きスペース等利用
トイレ
自販機
売店
その他
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