宮子の笠塔婆は、旧紅巌寺の墓地内にあり、角閃石安山岩(かくせんせきあんざんがん)の軽石を加工したもので、総高は116センチあります。形態は基礎の上に長さ80センチ、幅約26センチの塔身を据え、その上に小さな突起をもつ笠(一辺約37センチ)を載せています。
塔身は、表に阿弥陀三尊の種子(キリーク:阿弥陀如来、サ:観音菩薩、サク:勢至菩薩)が陰刻され、その下に十万三世仏 一切諸菩薩 八万諸聖教 皆是阿弥陀」と彫られています。裏には「文永五年大才五月二十五日僧吉阿弥 戊辰 男女教子七人敬白」と銘文が刻まれています。
この笠塔婆は、七人の子が父親の菩提を弔うために文永5年(1268年)に造立したものです。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県伊勢崎市宮子町1416 |
---|---|
お問合せ先 | 伊勢崎市教育部 文化財保護課 |
電話番号 | 0270-63-3636 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |