鶴巻古墳は、ここから淵名地区にかけての地域で70基以上確認された淵名古墳群の一つです。鶴巻古墳は淵名古墳群の北端に位置し、直径34メートル、高さ2.5メートルの規模をもつ6世紀末頃の円墳です。
昭和43年に行われた発掘調査では、築造当時、墳丘の裾に円筒型の埴輪や馬、人物等の埴輪が配置され、周囲には堀がめぐらされていた事が確認されています。
内部の両袖型横穴式石室は全長5.2メートル、最大幅2.1メートルを有し、羨道(えんどう:玄室と外部とを結ぶ通路部分)と遺体を納めた玄室により構成され、天井には凝灰質砂岩の巨石5個を、側壁・奥壁には浮石質紡錘状角閃安山岩を削って互目積(ごのめづみ)されています。
この鶴巻古墳は盗掘により出土遺物はわずかで、小規模で被葬者も判明しておりません。
■参考資料:伊勢崎教育委員会資料
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県伊勢崎市東小保方町1859 |
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お問合せ先 | 伊勢崎市 教育部 文化財保護課 |
電話番号 | 0270-63-3636 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | |
その他 |