永明寺のキンモクセイ 国指定天然記念物(邑楽町)

永明寺のキンモクセイ

永明寺のキンモクセイは、元弘元年(1331年)永明寺の開基夢窓国師が植えたものといい伝えられ、約700年近い樹齢を経た希少な老樹です。

昭和12年6月に国の天然記念物に指定された当時は、樹高16メートル、幹周り3.3メートル、枝張りが南西18メートル、南北14メートルの傘状の巨木で、秋には黄赤色の花を枝一面に着け、その芳香は村中に届くと評される名木でした。

昭和41年の台風26号により、往時の姿は失われ、主幹は地上5メートルで折れて倒伏し、根は大きな土山と化して地上に盛り上がってしまいました。寺では急ぎ関係機関と連絡をとり、文化財保護事業として対策を取った数年後、大きな幹を支えていた根からは数本の芽が出て成長を続け、現在では樹高7メートルを超えるまでに成長しています。

永明寺(邑楽町)

観光地・施設情報

所在地群馬県邑楽郡邑楽町中野2933
お問合せ先
電話番号
料金なし
時間常時
定休日
駐車場あり
トイレ
自販機
売店
その他

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カテゴリー: 文化財・旧跡・史跡・天然記念物, 桐生・太田・館林, 邑楽町   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

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