しどめ塚古墳は、直径約20メートル、高さ約4メートルの二段築成の円墳で、7世紀前半に築造され、後半に羨道の改修、墓前での祭祀は8世紀代まで続いたと推測されています。
主体部は、南西に開口する全長8.6メートルの自然石を積み上げた両袖式の横穴式石室で、ドーム状の構造を呈する玄室は、長さ4.1メートル、幅2.5メートル、高さ2.1メートル、奥壁には巨大な一枚岩が用いられています。
羨道(えんどう)は、長さ4.5メートル、幅1メートル、高さ1メートルの規模で、羨道の前半と後半で石積みの方法が異り、羨道のみ截石(きりいし)が使われていることから、古墳構築後にあらためて羨道を延長する改修が行われたと考えられています。
しどめ塚古墳の石室からは、勾玉、耳環などの装身具、刀、鉄鏃(てつぞく)などの武器類、轡(くつわ)、鐙(あぶみ)、杏葉(ぎょうよう)といった馬具類などが出土しています。また、前庭部からは8世紀初頭の須恵器、土師器が確認されています。
参考資料:群馬県教育委員会、高崎市教育委員会資料
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県高崎市本郷町1292-2 |
---|---|
お問合せ先 | 高崎市役所 教育委員会教育部 文化財保護課 |
電話番号 | 027-321-1292 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | |
駐車場 | なし |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |