平地神社古墳 市指定史跡(藤岡市)

平地神社古墳

平地神社古墳は径33メートル、高さ3.5メートルの円墳で、葺石、埴輪列が確認されています。主体部は南に開口する横穴式両袖側石室で、全長9.7メートル、玄室長5.3メートル、玄室奥壁高1.9メートルあります。石室は羽子板を呈し、わずかに銅張りが認められます。

石室の積み方に特徴があり、玄室は珪岩(けいがん)質の軽石と棒状の片岩を用いた模様積みで、羨道は河原石の乱石積みです。入口には台形上の前庭が付設され、前庭の大きさは上辺幅2.42メートル、下辺幅約4.95メートル、長さ3.65メートルあります。

石室内から直刀、刀子、鉄鏃(てつぞく)、耳環、馬具などが出土しています。これらの遺物から6世紀後半の特徴を示しています。平地神社古墳は市内における模様積み石室を有する古墳では最大の規模をもつものです。

■藤岡市教育委員会資料参考

観光地・施設情報

所在地群馬県藤岡市中大塚1203
お問合せ先藤岡市教育委員会 文化財保護課
電話番号0274-23-5997
料金なし
時間常時
定休日
駐車場中大塚公民館へ駐車可
トイレ
自販機
売店
その他

この記事が登録されたカテゴリ

カテゴリー: 文化財・旧跡・史跡・天然記念物, 碓氷・妙義・安中・富岡・藤岡, 藤岡市   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。