一ノ関古墳は、およそ50mの前方後円墳であったとされ、粕川の侵食により前方部の大半が削り取られてしまい、全長約28mの墳丘のみが現存しています。
墳丘は二段の葺石が築かれ、その間のテラスに円筒埴輪が立てられていました。
下段の葺石から周堀までは約7mの基壇面が広がり、3段築成を意識して築造されたもので、周堀は幅約5m、深さ約0.8mで墳丘をめぐっています。
後円部には横穴式石室が南向きに造られ、墳丘からは家形埴輪、円筒埴輪が出土し、前庭付近からは須恵器の高杯なども出土しています。
築造の年代は、石室の構造や出土品から6世紀後半と考えられ、地域の中心的な人物を埋葬した古墳と考えられています。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県伊勢崎市本関町 |
---|---|
お問合せ先 | 伊勢崎市 教育部 文化財保護課 |
電話番号 | 0270-63-3636 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | 常時 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 | 上武道路「赤城見大橋」そば。伊勢崎市内から上武道路方面へ進行すれば駐車場へ入りやすい。 |