真光寺は、慈覚大師円仁により平安時代に開山された名刹。戦国期には武田信玄の保護を受け、江戸時代には天台宗の関東五ヶ寺にも数えられています。真光寺は紫陽花寺としても名を知られ、6月中旬頃から7月上旬にかけて参道や境内を彩る。4月上旬頃~中旬にかけて咲くしだれ桜も見事です。
真光寺は、鐘楼にある洪鐘(おおがね:県指定重要文化財)など境内にはいくつもの文化財がある。
真光寺本堂
万日堂と鐘楼
木彫狛犬(群馬県指定重要文化財)
狛犬は、木彫寄木造りの上に布を張り漆塗りされ、真光寺の鎮守白山神社の社殿内にあったものと伝えられている。彫り方は室町時代の作風を示しているされる。
総高52.5cm、鼻端から尾端まで67.5cm
洪鐘(県指定重要文化財)
この洪鐘は、万治3年(1660)に役僧・末寺・檀家によって再興され、冶工(やこう)は、高崎市の金井五郎右衛門。
鐘身は、高さ78.3cm、口径59.7cm、竜頭21.0cm
木暮足翁の墓(渋川市指定史跡)
足翁は、寛政元年(1789)に当時の渋川村の馬問屋に生まれ、吉田芝渓、僧周休、屋代弘賢に漢学・漢詩・国学を学び私塾を開き多くの門弟を養成した。のちに華岡青洲、高野長英から医学を学び、天然痘の予防接種も行った。
真光寺の一石造地蔵菩薩像(渋川市指定重要文化財)
境内の万日堂北側の墓地にある一石造地蔵菩薩像は、基礎、後背部、笠が一石で造られています。 中央には、像高50cmの地蔵菩薩立像が浮彫りされ、笠部に鬼面が彫られています。
壱銭職の聖徳太子塔(渋川市指定史跡)
壱銭職の聖徳太子塔は、安政3年(1856)に武蔵屋梅八が願主となり、当時壱銭職と呼ばれた100名ほどの髪結職人の人たちによって建てられた。石工は、信州高遠の人たちで、塔身に聖徳太子孝養像と、武蔵屋梅八の座像が刻まれている。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県渋川市渋川748 |
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お問合せ先 | 真光寺 |
電話番号 | 0279-23-5152 |
料金 | なし |
時間 | 境内自由 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
トイレ | 不明 |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 | ■車 関越自動車道渋川伊香保ICより約10分 ■電車 JR渋川駅から徒歩で約15分 |