中村城跡は、戦国末期の平城の跡と想定されています。中村城に関する古文書の記述は無く、伝承にのみ「中村右馬之丞」の居城と伝えられ、中村右馬之丞は武田勝頼によって滅ぼされました。
城域は200m程の規模が推定され、本丸は一辺が170mの方形で、北側の土居と濠が残っています。本丸の北西角の構えには屏風折があり、土居と濠もそれに添ってクランクしています。西面の濠は長さ20m程で途切れ、本丸から城外へ通じる搦め手虎口となり、この部分から本丸南面にかけては一段低い南曲輪が幅約40mの鍵型に本丸を囲んでいます。本丸と南曲輪は現在明瞭ではないものの濠で画され、中央に設けられた虎口で通じていました。この虎口は現在でも本丸への進入路になっており、追手虎口が想定されています。本丸北面中央にも北曲輪へ通じる虎口が開いていました。北曲輪は本丸北面の東半分に帯状に添う狭小な曲輪で、現在の濠北側の道路部分にあたります。(前橋市教育委員会資料より)
中村城跡本丸北側の土居と濠
中村城跡本丸西側の濠
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県前橋市粕川町中496他 |
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お問合せ先 | 前橋市教育委員会 文化財保護課 |
電話番号 | 027-224-1111(代表) |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | 常時 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 | ※個人宅となりますので見学の際はご迷惑にならない様注意してください。 |