今井地区遺跡群は、古くから土器や石器が数多く出土した場所でした。平成5年(1993年)に県営農免農道整備に伴う発掘調査が実施され、東平遺跡と立石遺跡が確認されました。
特に東平遺跡の配石遺構からは3,500年前と思われる群馬県指定重要文化財の「黒色磨研注口土器」が無傷のまま大小セットで出土しました。使用の際の磨滅が確認されたことから墳墓に副葬されたものと考えられ、従来の縄文時代の社会では、特定個人の墳墓はなく、目立つ副葬品はないとされた考え方を見直す契機の一つとなりました。
遺跡範囲確認の発掘調査において、「再葬墓」、「赤色塗彩土器」や「敷石住居跡」が確認され、縄文時代後期の人々の生活を知る遺跡として注目を集めています。
※遺跡は発掘調査後に埋め戻されたため、現地には写真のものしかありません。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県吾妻郡嬬恋村今井 |
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お問合せ先 | 嬬恋村役場 |
電話番号 | 0279-96-0511 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
自販機 | |
売店 | |
その他 |