花咲石の伝えは、昔、日本武尊命が東国の征服に来ての帰り、この辺りで保鷹山の賊(悪勢(おぜ)ともいう)と戦になり、険しい岩山にこもる賊に手をやいたため、敵の砦を囲んで火を放ちました。
賊の長は、妻子たちの命だけは助けたいと抜け穴から逃がしたところ、火のてが出口にもまわってしまい、長の奥方は火傷を負ってしまいました。火傷を負ってしまった奥方の体は、みるみるうちに大きな石となり、一夜あけて村人たちが見ると、石の表に一面うす紅色の牡丹の花びらの模様が今しがた咲いたかのように浮きたっていたといいます。
村では、この年から疫病がはやり多くの人々が病に倒れ、村人たちは滅ぼされた賊たちの怒りのせいと思い鳥居を建て牡丹石明神として祀りました。
この伝えからこの石を花咲石といい、この村を花咲村(現在の片品村大字花咲)というようになったといいます。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県利根郡片品村花咲 |
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お問合せ先 | 片品村 教育委員会事務局 |
電話番号 | 0278-58-2111 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |