笹森古墳は、墳丘が全長100メートルで、前方部は径約65メートル、高さ9メートル、後円部は径約60メートル、高さ8メートルの前方後円墳です。玄室は長さ約7.2メートル、幅約2.4メートル、高さ約2.5メートルあり築造は6世紀後半とされ群馬県の史跡に指定されています。
笹森古墳は雄川の右岸段丘に築かれ、全域が笹森稲荷神社の境内になっています。墳丘の南側は社殿の建設によって変形していますが、北側には二重の堀が残り、葺石や埴輪も認められます。
前方部は、鏑川流域の他の前方後円墳と同じく西向きで、後円部とほぼ同じ高さまで発達する新形式です。後円部の中段には、南側に両袖型横穴式石室の入口があり鳥居が建っています。羨道部は狭いものの奥行きは県下屈指の長さで、この地方の凝灰岩質砂岩の自然石で造られている。
笹森古墳から北東400メートルに天王塚古墳があり、笹森古墳とは対照的で後円部が大きく、前方部が未発達の古式古墳です。両古墳の埋葬者は不明ですが、彦狭島王(ひこさしまおう)・射狭君(いさのきみ)などの説があります。
■資料:甘楽町教育委員会資料
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県甘楽郡甘楽町大字福島1350 |
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お問合せ先 | 甘楽町役場 振興課 商工観光係 |
電話番号 | 0274-74-3131 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | |
駐車場 | あり |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |