皆沢八幡宮は皆沢地区の要所、皆沢川と中川の合流地点南東の高所に鎮座し、以仁王の挙兵において宇治川(平家物語でいう橋合戦)の先陣で名高い上野の武士、足利又太郎忠綱(藤姓足利氏)を祀っています。
皆沢八幡宮本殿
18世紀後半に建立されたと思われる本殿は、柿葺、隅木入りの春日造で正面向拝には唐破風を設け、浜床を持っています。
皆沢八幡宮本殿の彫刻
組み物から上は朱塗りされ、彩色された龍頭の彫刻が施されるなど、鮮やかさが際立っています。建物の壁面に嵌め込まれた彫刻は、縁が鋭い平面的な浮彫で、背面の彫刻には「加(ママ)永四亥 三月廿九日出来上州勢多郡萩原村星野東渓(カ)行年八十才」の墨書がみられます。
本殿床下内部の壁面からは、建立時の原寸図と思われる組物と垂木を描いた墨書が確認されています。本殿内部には忠綱明神像と伝えられる天文12年(1543年)の墨書がある木彫りの神像が安置されています。
参考資料:桐生市教育委員会資料
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県桐生市梅田町4丁目6914-1 |
---|---|
お問合せ先 | 桐生市教育委員会教育部 文化財保護課 ※文化財のお問合せのみ |
電話番号 | 0277-46-1111 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | なし |
駐車場 | 境内に駐車スペースあるがロープで立入りできない場合あり |
トイレ | |
自販機 | |
売店 | |
その他 |