旧小幡藩武家屋敷松浦氏屋敷(群馬県指定史跡)は、主屋と庭園等が現存しています。松浦家は、江戸時代後期の18世紀末から19世紀初期ごろ建造され、建築当初、台所(土間)の西側に板の間、中の間、奥の間の3室を配置する間取りと考えられています。
主屋は木造2階建ての寄棟造で、梁行二間半(約4.5m)、桁行九間半(約17m)の上屋と北側に桁行1間半の下屋を付け、南側に梁行二間半・桁行三間半の指出部が設けられ、部屋割りは、十畳の土間、七畳半の台所、十二畳半の中の間、十畳の奥の間のほか、七畳半の納戸が中央に並び、六畳の納戸、六畳の勝手、六畳の台所が北側に、南側指出部には八畳の座敷が配置されています。屋根は現在、草葺の上をトタン葺きで覆っています。
松浦氏屋敷の南側に位置する庭園は、面積約617平方メートルの規模を有し、緩やかに傾斜した地形を生かして雄川堰より取水し、小堰によって庭園の中央を東西に湾曲して流れ、西端に設けられた排水口へと流れています。
松浦家屋敷主屋
松浦家屋敷の庭園
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県甘楽郡甘楽町小幡734-1ほか |
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お問合せ先 | 甘楽町社会教育課 文化財保護係 |
電話番号 | 0274-74-3131 |
料金 | なし(外観からの見学) |
時間 | 常時、ただし日中など常識の範囲内で |
定休日 | 常時 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 |