五料関所跡(玉村町)

五料関所跡

五料の渡しは東西交通の要衝として、戦国期には那波氏の家臣でこの付近を領していた石倉氏が、関所を設けて関銭を取っていたといわれています。

慶長6年(1601年)厩橋藩主(前橋藩)が平岩親吉から酒井忠重に移ると五料に関所を設け、元和2年(1616年)に幕府弘仁の関所となり、明治元年の廃関まで前橋藩が管理していました。日光例幣街道唯一の関所であった五料関所は、天保3年から恒例となった日光東照宮への奉幣使の通路として、日光例幣使の通行と舟運の取締りが特別任務として課せられました。

天明の浅間山噴火では、関所全部が泥で埋まり、建物の屋根だけが見えるだけであったといい、その後も洪水や火災などの被害を受けたといいます。

五料関所跡門柱礎石

五料関所跡には、かつての玉村宿方面からの門の礎石と関所用の井戸が残り、玉村町の史跡に指定されています。

観光地・施設情報

所在地群馬県佐波郡玉村町五料
お問合せ先玉村町教育委員会生涯学習課文化財係(玉村町文化センター内)
電話番号0270-30-6180
料金なし
時間常時
定休日常時
駐車場なし
トイレなし
自販機なし
売店なし
その他

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