浅原の庚申塔と大日如来像は、県道334号線を小平方面へ向かう途中を少し入った場所にあります。中央の大日如来像は寛永6年(1629年)に造立され、鏡海上人という僧を中心に当時の村の反映を願って造立されたものです。大日如来像を中心に建つ一対の庚申塔は、一方が輪廻車孔付きの重制石幢の一種で、元亀4年(1573)に朝原村の弥左衛門以下47人の村人が庚申供養のために造塔し、群馬県内では古いものになり、もう一方には輪廻車孔がついていない。この大日如来像と庚申塔は、もともと別々の目的で造立されたものを後にまとめたといいます。
丸彫りされた大日如来象の様相が、訪れる人たちに優しく微笑みかけているかのよう。
【注釈】
石幢は石塔の一種。石幢には重制と単制があります。重制は、石幢の下から基礎部分、竿、中台、がんぶ(龕部)、笠、宝珠の6つの部分から成り、単制は、下から基礎部分、幢身、笠、宝珠の4つの部分から成るもの。
観光地・施設情報
所在地 | 群馬県みどり市大間々町浅原 |
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お問合せ先 | みどり市役所 教育部文化財課 |
電話番号 | 0277-76-1933 |
料金 | なし |
時間 | 常時 |
定休日 | 常時 |
駐車場 | なし。 |
トイレ | なし |
自販機 | なし |
売店 | なし |
その他 |